余別岳 ~北尾根ルート~
2014/03/23 Sun. 19:34
2014年3月23日 余別岳 ~北尾根ルート~
積丹方面が昼ころから晴れる予報。
以前から狙っていた余別岳に行ってきました。
積丹の3月はまだまだ厳冬期と考え山スキーとアイゼン、ピッケルを装備して出発
どこまで入れるか心配だった林道はRV四輪駆動でスタッグギリギリで終点まではいれました。
この地点で1m強の積雪です

どんつまりまで来れたのですぐに尾根に取り付けます

いきなりかなりの急登です

取り付いてすぐでも雪庇できてます。
しかも天候が悪い!時より激しく吹雪ます!
昼ころから晴れるはず。。。。!汗

大地に乗る直前。吹雪~~~~。(T T)
どんどんわるくなります!

550M付近を超えると視覚的には広大な平坦地系です。
視界ないと迷いやすい地形で結構厳しい状況~
たびたび立ち止り天候の様子を見ます

ホワイトアウトのカンバ地帯をGPSで確認しながら慎重に進みます。
そろそろ天候回復するはずなのに~泣

970M付近まできました。ここから先は細尾根地帯なのである程度視界がなければ撤退を覚悟します。
しばらく天候の回復を期待し停滞します。
大地にでてからは風をさえぎるものはないです。
強風が容赦なく吹きつけます。
3月にアタックはちょっと早かったかな~後悔。。。
少しでも風に当たらないよう穴を掘って様子を見ます。

あと10分まってダメなら撤退しようと決めます。
お!!!
すこし視界が開けます!

尾根が雲間から差す太陽に照らされます!
ちゃーんす~!

西の空にポッカリ青空が!

1029ピークまできました。
その先をみると予想以上にキレキレの尾根!

この先の痩せ尾根地帯はスキーでは危険と判断して少しもどり飛ばされないようにスキーをデポし、アイゼン、ピッケルに装備を変更

1029を超えると結構キレテます。東側は鋭利な雪庇がリーゼント?のようにせり出してます。
踏みぬかないよう慎重に通過します。

コルまで来ます。振り返る。日高みたいな尾根だな~笑

前方に巨大な壁!でも青空になってる!気合いいれて登るぞ!

この壁シャレにならない斜度だな~。
3月とあってカリカリで部分的にアイゼンもしっかり差さらないほど~。
時にはピッケル差して四つん這いで壁クリア!

GPSで確認するとあと直線距離で500m強~。
また平坦な地形。東側は崖なので注意しながら進みます

何度がクレバスに遭遇。覗いてみると3m以上はありそう~。
落ちたら重大事故になるかも~。
山頂手前の平坦地に数か所地割れのように這ってるので注意です!

尾根上もこんな感じで落とし穴あります。
合計3か所クレバス確認しました。

雪かぶってわかりにくくなってます

余別岳 北尾根ルート1240M付近 ホワイトアウト
途中何度か天候の回復をまって停滞して合計4時間30分でピーク

なんも見えない。。。。泣

瞬間的には19mの風(風速計は16mですが、、、タイミングよくとれませんでした(^_^ ))
視界なし、強風で早々に撤収。

下り始めてすぐに青空が増えてきます!
おおおおお!うみ~~~!

余別岳 北尾根ルート1100M付近 壁の上から
1029ピーク!鋭いな~

余別岳方面振り返る

余別岳 北尾根ルート1029ピークから
なんとかスキーデポ地点
さあ!ここからはご褒美です!
天気も完全に回復!

余別岳 北尾根ルート1000M付近 スキーデポ地点
大眺望!積丹岬もバッチリ!

海に向かって超ロング滑降~(^_^ )
きもち良すぎる~!
下山したら完全に晴天になってました~笑
午前中の悪天候がウソのよう~

余別岳 北尾根ルート570M付近
余別岳 北尾根ルート530M付近 滑走
<登山データ>
日時:2014年3月23日
装備:冬山日帰りBC装備(山スキー、アイゼン、ピッケル)
時間:登り4時間30分
下り2時間
人数:単独


積丹方面が昼ころから晴れる予報。
以前から狙っていた余別岳に行ってきました。
積丹の3月はまだまだ厳冬期と考え山スキーとアイゼン、ピッケルを装備して出発
どこまで入れるか心配だった林道はRV四輪駆動でスタッグギリギリで終点まではいれました。
この地点で1m強の積雪です

どんつまりまで来れたのですぐに尾根に取り付けます

いきなりかなりの急登です

取り付いてすぐでも雪庇できてます。
しかも天候が悪い!時より激しく吹雪ます!
昼ころから晴れるはず。。。。!汗

大地に乗る直前。吹雪~~~~。(T T)
どんどんわるくなります!

550M付近を超えると視覚的には広大な平坦地系です。
視界ないと迷いやすい地形で結構厳しい状況~
たびたび立ち止り天候の様子を見ます

ホワイトアウトのカンバ地帯をGPSで確認しながら慎重に進みます。
そろそろ天候回復するはずなのに~泣

970M付近まできました。ここから先は細尾根地帯なのである程度視界がなければ撤退を覚悟します。
しばらく天候の回復を期待し停滞します。
大地にでてからは風をさえぎるものはないです。
強風が容赦なく吹きつけます。
3月にアタックはちょっと早かったかな~後悔。。。
少しでも風に当たらないよう穴を掘って様子を見ます。

あと10分まってダメなら撤退しようと決めます。
お!!!
すこし視界が開けます!

尾根が雲間から差す太陽に照らされます!
ちゃーんす~!

西の空にポッカリ青空が!

1029ピークまできました。
その先をみると予想以上にキレキレの尾根!

この先の痩せ尾根地帯はスキーでは危険と判断して少しもどり飛ばされないようにスキーをデポし、アイゼン、ピッケルに装備を変更

1029を超えると結構キレテます。東側は鋭利な雪庇がリーゼント?のようにせり出してます。
踏みぬかないよう慎重に通過します。

コルまで来ます。振り返る。日高みたいな尾根だな~笑

前方に巨大な壁!でも青空になってる!気合いいれて登るぞ!

この壁シャレにならない斜度だな~。
3月とあってカリカリで部分的にアイゼンもしっかり差さらないほど~。
時にはピッケル差して四つん這いで壁クリア!

GPSで確認するとあと直線距離で500m強~。
また平坦な地形。東側は崖なので注意しながら進みます

何度がクレバスに遭遇。覗いてみると3m以上はありそう~。
落ちたら重大事故になるかも~。
山頂手前の平坦地に数か所地割れのように這ってるので注意です!

尾根上もこんな感じで落とし穴あります。
合計3か所クレバス確認しました。

雪かぶってわかりにくくなってます

余別岳 北尾根ルート1240M付近 ホワイトアウト
途中何度か天候の回復をまって停滞して合計4時間30分でピーク

なんも見えない。。。。泣

瞬間的には19mの風(風速計は16mですが、、、タイミングよくとれませんでした(^_^ ))
視界なし、強風で早々に撤収。

下り始めてすぐに青空が増えてきます!
おおおおお!うみ~~~!

余別岳 北尾根ルート1100M付近 壁の上から
1029ピーク!鋭いな~

余別岳方面振り返る

余別岳 北尾根ルート1029ピークから
なんとかスキーデポ地点
さあ!ここからはご褒美です!
天気も完全に回復!

余別岳 北尾根ルート1000M付近 スキーデポ地点
大眺望!積丹岬もバッチリ!

海に向かって超ロング滑降~(^_^ )
きもち良すぎる~!
下山したら完全に晴天になってました~笑
午前中の悪天候がウソのよう~

余別岳 北尾根ルート570M付近
余別岳 北尾根ルート530M付近 滑走
<登山データ>
日時:2014年3月23日
装備:冬山日帰りBC装備(山スキー、アイゼン、ピッケル)
時間:登り4時間30分
下り2時間
人数:単独


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コメント
ご無沙汰しております。余別岳いいですね。私も一度行って見たいなと思ってますけど難しそうでなかなか実現しません。半島ならではの強風や細尾根、クレバスをクリアーし山頂に立った喜びは格別ですね。大変参考になりました。
アウトドアズマン貴 #- | URL
2014/03/25 22:08 * edit *
2014/03/25 22:08 * edit *
貴さん
こちらこそご無沙汰しております!
余別は晴天にいったら相当いい山だと思いますよ~!
残雪もまだかなりあるので5月くらいまでチャンスありだと思います~(^O^)
HIRO2525 #3/2tU3w2 | URL
2014/03/31 18:38 * edit *
2014/03/31 18:38 * edit *
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